創業者の想いとこれからの豆子郎

商いのはじまり

満州鉄道の技術者であった創業者田原美介は材料となる食料がない時代、農家である実家からもらった米ぬかと統制品の少量の砂糖、そして配給された少量の小麦粉をつなぎにして「ぬかぱん」を作ったところ飛ぶように売れ、家族総出の商いがスタートしました。

豆子郎の誕生

今まで食べたことがないほど美味しくて新しい外郎を作ろうと、寝食を忘れて菓子づくりに没頭する創業者の姿に、「そんなに美味しいものをつくりたいのなら」と、山口の外郎づくりの創始者、福田屋さんのご主人が、代々継承されてきた技術とともに外郎づくりの秘法を教えてくださいました。

その後、ご恩返しをせねばという一心で外郎づくりを学びましたが、山口の外郎づくりでは福田屋さんの右に出るものはない。だから、外郎とは一線を画した物をつくらなければオンリーワンにはなれないと考え、気が遠くなるほどの試作を重ねた末、豆子郎が誕生したのです。

豆子郎の誕生

豆子郎の名前の由来

「豆子郎」という名前は、父が国鉄のエンジニアで、菓子づくりにおいては「ずぶのしろうと」、昔はしろうとさんのことを「とうしろうさん」と言ったので、その音に大納言の「豆」、外郎の「郎」、そして外郎からうまれた「子」の文字を当て、名付けました。

豆子郎の商品

これからの豆子郎

これから必ずAIの時代がやってきますが、だからこそ豆子郎は人の強みを生かす企業として、人にしかできない心のこもったおもてなしを続けていきます。
創業者の精神及びその精神から生まれた理念を継承し、これからもお菓子の美味しさと質の良さを追求しながら、あくまで基本に忠実に、けれども現状に留まらず常に創意工夫を重ね、時代に合った方法でお客様の喜びと幸せに貢献していきます。